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社会福祉法人 善き牧者会 児童養護施設小百合園
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夏日に気圧されそうでした。

ここ数日の気温上昇に植物の活性度は一気に高まりました。片や人間は急な暑さに驚かされもしましたが,やはり青空の下で観る花は美しさが格別でした。観る人の心持ちもあるのでしょうね。

(「空腹は最高のスパイス」とそっくりです。)

前回の白木蓮が爆発!

9日(土)には入・進学を祝う会を行い,新年度の抱負を誓ったり,世の平和を皆で願いました。週が明けると,すべての子どもたちは新しい学校,新しい学年や担任の先生と出会いました。

この時期は園長,沢山の学校関係のプリントに押印することになります。中学生は,昨年に引き続きで意欲を胸に部活動届を持ってきます。その顔がどこか誇らしく,先輩になることを励ますと,はにかみながらも決意を秘めた表情をしているのですね。その子の中に頼もしい一面を見つけられる瞬間です。

マリア様も花観て何思う

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先日の村田選手とゴロフキン選手の試合について,後からNHKの密着番組で内容を知りました(生で観れず)。勝てないと思うほど強い相手に向かっていく「恐怖」はある。でも「恐怖」はそのままあってよく(誰にもある),そこから逃げずに自分と戦うことを全うしきった9ラウンドだったと村田選手。

桜の傍らに立ち,花が「脚光を浴びるボクシングの試合」。幹や枝が「そこまでに至るプロセスであり,自分自身の生き方そのもの」。村田選手はそう言って太い幹を尊敬のまなざしで見つめていました。「自分がどんな人間になるか。人としての在り方,人間性が大事なんじゃないか。」と続けて,かねてよりゴロフキン選手を非常に尊敬していたことを打ち明けました。そして,ゴロフキン選手も試合後に自らのガウンを村田選手に羽織らせたように村田選手の人間性を認めていたのです。

偉大なボクサーを相手に試合は勝てなかったけれど,自分には負けなかった。自分自身の土俵(リング?)で「負けていない」ことが幹を太くするということ。「自分はもう誰かにそう言える。」という自負心も。

無口で武骨,でも優しいプラタナス様

さあ,当園にも成長モデルとなる立派な樹木がいくつもおられますよ。枝が電線に干渉するため,長年枝打ちされ続けているプラタナス。筋骨隆々です。

昔から私は『人は皆「自分の樹」と言える存在を見つけていくとよいのに』と思っていました。

それは自分にとっての個別的な関係の樹が数本あるからなのですが,単なる好みや親近感だけでなく,もっと深くは自分の中の弱さを知っているから,樹木の在り様を前に感じる(投影する?)ことが多いということなのかな。とにかく村田選手に教えられました。

我々は子どもにとっての大人モデルとして恥ずかしくない姿で居たい。こんな風に自然からも学びのきっかけを受け取りながら頑張っていきたい。

そう思っている今週です。

隣木と協調した枝はり(空間使用)
そして見事な枝垂れぶり


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